こんにちは、ヒデです。
私は定年後の時間を、親の介護や家族と過ごすことに使いたいと考えています。
再雇用をしないで自由な時間が持てるように、定年後の資産形成や収入源作りに取り組んでいます。
では、いくらお金があれば、多少なりとも満足した生活がおくれるのでしょうか。
たくさんお金があったらいいなと思うのですが、お金があるほど満足した生活がおくれるというのは思い込みのようです。
今回の記事では、「満足度・生活の質に関する調査」から、お金と生活満足度の関係について考えてみます。
お金と生活満足度の関係について興味のある方はぜひ最後までお読みください。
年収と生活満足度に関する調査結果
2019年に内閣府が実施した「満足度・生活の質に関する調査」では、年収と生活満足度の関係が示されています。
世帯年収と総合主観満足度の関係
世帯年収が「2000万円~3000 万円」までは、年収の上昇に応じて総合主観満足度も高まりますが、年収3000万円以上では総合主観満足度が下がっていきます。
また、年収 300 万円を境に総合主観満足度が約0.5ポイント上昇しており、それ以降の年収の増加に比べて、満足度が大きく上昇しています。
世帯年収別の人口構造
今回の調査では、世帯年収が「300万円~500万円」である所得層が人口構造のピークとなっていました。
世帯金融資産残高と総合主観満足度の関係
世帯金融資産残高と満足度の関係は、世帯収入と同様に資産残高の上昇に応じて満足度が高まりました。
満足度のピークは1億円〜3億円で、3億円以上の資産を持つ層では満足度が低下しました。
また、金融資産額が100万円を境に総合主観満足度が約0.6ポイント上昇しており、それ以降の金融資産の増加に比べて、満足度が大きく上昇しています。
世帯金融資産残高別の人口構造
今回の調査によると、世帯金融資産の残高は100万円未満の層が約24%で最多でした。
満足できる収入があるのなら、多くの金融資産は必要ないと思いますが、老後はいつまで収入があるのか心配ですよね。
仕事をやめて収入がなくなる老後生活では、どのくらいの金融資産が必要になるのでしょうか。
私は過去の記事で、自分の希望する老後生活に必要な費用を計算しました。 その費用をまかなえる金融資産額を私の満足できる資産残高にしたいと思います。
お金以外の総合生活満足度に影響する項目
今回の調査では、お金以外の要因についても総合生活満足度に対する影響が報告されています。
今回は3つの項目が分析されていますが、いずれもお金に負けないほど大切な項目であることがわかりました。
健康状態
今回の調査においては、『健康状態』が生活満足度に最も影響を及ぼす項目になることがわかりました。
健康状態が良いほど総合主観満足度は上昇し、健康状態が「良い」と「良くない」では約4ポイントという大きな差がつきました。
「健康状態」は、今回調査した中で最も満足度に差が生じる項目になりました。
老後生活を満足するには「お金」が重要だと思っていたけど、No1は「健康状態」でした
社会とのつながり
社会とのつながりでは、友人との交流頻度や頼れる人数によって生活満足度に大きな差が出ました。
特に頼れる人がいない場合と一人でもいる場合では、1.5点の差がつきました。
ボランティアなどによる社会とのつながりや共助がセーフティネットの役割を果たし、生活満足度を高めているようです。
趣味・生きがい
趣味や生きがいの有無によっても生活満足度に大きな差がつきました。
趣味や生きがいなどがあることで、生活の楽しさや面白さにつながり、生活満足度が高まるようです。
まとめ
今回の記事では、お金と生活満足度について考えてみました。
ヒデの目指す退職後の年収は420万円、老後資産は3000万円あれば、金銭的にはある程度満足できる生活が送れそうです。
また、生活満足度を高めるにはお金だけではなく、健康状態や社会とのつながりなども影響することがわかりました。
特に健康状態は、お金以上に生活満足度に影響を及ぼしていました。
これからは老後に向けた資産形成とともに、健康管理や社会とのつながりについても取り組んでいきたいと思います。
今回の記事が定年後のお金と生活満足度について参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。