持株会は退会したほうが得なのか!?

お金を増やす
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こんにちは、ヒデです。

皆さんは従業員持株会に入っていますか?

私は従業員持株会に30年以上も入会して自社株を購入してきました。

でも、「うちの持株会ってメリットが少ないかも」と感じるようになりました。

従業員持株会も個別株と同じように、株価が上がったり、配当金が増えたりすることを期待していますよね。

でも私の場合は、10年間も株価は上がったり下がったり、配当利回りもイマイチで、配当額も増えない。。。

限られた投資資金をもっと有効活用するために、まずは持ち株を移管して配当金を受け取れるようにしました。

この記事では、従業員持株会のメリット・デメリット、持ち株を移管する理由、移管の手続きについてご説明します。

従業員持株会について一緒に考えてみましょう!

ヒデ
ヒデ

この記事を読んでほしい人

  • 従業員持株会で自社株を購入している方
  • 従業員持株会の退会を考えている方

この記事では従業員持株会の退会や、株式の移管についてご紹介しますが、投資成果を保証するものではありません。

株式の売却や投資時期などの決定についても、ご自身で判断をお願いいたします。

従業員持株会に入会するメリットとデメリットについては、過去の記事でもご紹介しました。

従業員持株会に入会するメリットとデメリット

メリット

  1. 少額で自社株の購入ができること
  2. 天引きに(先取り)により資産形成がしやすいこと
  3. 奨励金が支給されること
  4. 配当金が得られること

デメリット

  1. 自由なタイミングで拠出金を増減できないこと
  2. 株式をすぐに売却できないこと
  3. 勤務先と投資先が同一のため、万が一倒産した場合に二重のリスクとなること
  4. 株主優待や議決権がないこと

従業員持株会に入会する実質的なメリットは、①奨励金が支給されること、②天引きのためお金を先取りして投資ができることの2点だと感じています。

この2点にメリットを感じなければ、従業員持株会を継続する理由はない、他の方法でも同様の投資はできると思います。

持ち株の移管を決めた理由

持ち株の移管とは、自分の持分を指定した証券口座に移すことです。

移管をした株式の配当金は再投資されることなく、証券口座に振り込まれるので使いみちは自由になります。

1.高配当・増配株への投資金額を増やしたい

私は定年後の収入を得るために高配当株投資に取り組んでいます。

高配当株から得られる配当で住宅の固定資産税や管理費を支払えるようにしたいからです。

配当金額は年間60万円を目指しています。

現在の配当収入は、持株会から20万円と高配当株から10万円です。

高配当株による配当収入は4%程度あるため確実に増えていますが、定年までに目標の残り30万円を達成するには投資金額を増やす必要があります。

ポイント

自社株が高配当株だったり、増配株である場合は退会する必要はないと思います。

私の勤める会社の株価は10年間大きな変化なし、配当利回りは2%前後で横ばいが続いており投資メリットを実感しにくかった。

定年までに目標配当金額の目処をたてるために投資資金の増額が必要だった。

このように投資メリットを感じられない状態が長く続いていることから、投資対象を効率の良い高配当・増配株に変えていくべきと考えました。

自分の勤める会社なので株価が上がらないのは残念ですが投資に感情は禁物です。

ウォール街の格言に「株はあなたに所有されていることを知らない」というものがあり、自社という特別な感情を持たずに投資をしたいと思います。

まずは持ち株を移管することで、再投資されていた配当金20万円を受け取ることができるようになります。

年間40万円だった高配当株に対する投資金額を60万円に増やすことで配当額を増やすスピードをあげていきます。

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経済的自由を目指している方はぜひ読んでみて下さい。

投資リスクを減らしたい

持株会は勤務先と投資先が同一であるため、倒産した場合は給料と株の両方を失う二重のリスク状態になっています。

個別株投資の75%が持ち株に集中している状態も改善したいと考えました。

持ち株を移管してもインサイダー取引関連の手続きを行わないと売却することはできませんが、株価が上昇した際には売却の手続きができるよう準備をしておきます。

持株会の移管手続きをする

退会の手続きは役職定年になった際に行うことにして、今回は持分残高のうち単元株以上をすべて交付申請することにしました。

現在は株価が低迷しており、売却するタイミングではないと考えています。

株券が移管されていれば株価が上昇した際にインサイダー取引関連の手続きをするだけで売却が可能になるのでタイミングを見計らっていきます。

1.株券移管用口座の準備

私は会社が勧める証券会社に口座を新設しました。

推奨する証券会社以外に移管することも可能であるが、売却の際の税金の手続き(確定申告)を自分ですることになると説明されました。

ホントかな?と思いましたが、面倒は嫌いなので推奨する証券会社に口座を作りました。

いまのところ、配当金を受け取るだけの口座なのでどこでも構わないと思っています。

2.書類の準備

私の場合は、株券の交付申請書を取り寄せて申請しました。

交付理由や株数、証券口座などを記入する簡単なものです。

勤め先の従業員持株会担当窓口に確認しましょう。

3.売却の際はインサイダー取引の規制を受ける

いまのところ株式の売却予定はありませんが、売却の際は制限期間を避けて届け出をする必要があります。

ここまでの手続きは難しくありませんが、株式が移管されるまでに1ヶ月くらいかかりました。

株式の移管や売却を検討している方は早めに手続きをしておきましょう。

最後に

今回は持株会の移管についてご紹介しました。

株式を移管しておくことで、持株会のデメリットを減らしていくことができます。

特に二重のリスク解消は株式の売却を伴うため、株価の推移を見ながら取り組んでいく予定です。

投資額を増やしていく高配当株・増配株の投資効果は、別の記事で紹介をしていくのでご期待下さい。

今回の記事が持株会に入会している方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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