こんにちは、ヒデです。
私は2019年から高配当の日本株に投資をして、配当金収入が老後の収入源になるよう資産形成に取り組んでいます。
この記事では、高配当の株式に投資をして配当金を得たい方のために、高配当株の選び方や運用方法についてご紹介します。
この記事を読んでほしい人
- 高配当株を買ってみたいけど、どうしたらいいかわからない初心者の方
- 配当金は欲しいけど、確定申告などの手間をかけたくない方
高配当株について
高配当株とは
高配当株とは「配当利回りの高い株式銘柄」を指し、配当利回りは「1株あたりの配当金÷株価」で計算します。
例えば、1株あたりの株価が1000円で、配当金が50円の場合は配当利回りが5%ということになります。
私は高配当の目安を4%程度にしています。
高配当株の選び方
私は、高配当ETFを構成している銘柄を参考に配当利回りが4%以上の銘柄を中心に選択しています。
銘柄を選ぶ際に、配当利回りの高さに目を奪われがちですが、配当利回りは業績悪化などで株価が下落している場合も計算上は高くなるので気をつけましょう。
また、配当性向(当期純利益に占める年間配当金の割合)など他の指標も参考にすると良いと思います。
証券口座と税金について
株式の売買には証券口座の開設が必要です。
証券会社で口座を開設する際に、「特定口座」と「一般口座」のどちらかを選択します。
一般口座で株式等を管理する場合は、1年間の売買損益を自分で計算して確定申告をする必要があります。
特定口座では、「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」を選択します。
特定口座(源泉徴収あり)を選択すると、利益に課される税金が源泉徴収されることにより納税が完結するので、確定申告が不要になります。
特定口座(源泉徴収なし)を選択すると、証券会社から1年間の売買損益を計算した「特定口座年間取引報告書」が作成・交付されます。
特定口座年間取引報告書を使用して、自分で確定申告と税金の納付をすることになります。
確定申告などの手続きが面倒で証券会社に任せたい方は、特定口座(源泉徴収あり)が向いていると思います。
NISA口座の活用
NISAとは、「NISA口座」内で、毎年一定範囲の金額で購入した株から得られる利益が非課税となる制度です。
私は高配当株への投資は、全て一般NISAを使って配当収入が非課税となるようにしています。
NISA口座は、1人1口座のみで「一般NISA」と「積立NISA」を併用することができないので注意が必要です。
詳しくは証券会社のHP等を確認して下さい。
単元未満株での購入
私の場合は株式購入にあてられる金額が年間でも30万円程度なので、通常の売買単位では投資できる銘柄が限られてしまい十分な分散投資を行うことができません。
そこで、マネックス証券の「ワン株(単元未満株)」で購入しています。
ワン株は1株から取引ができるので、少額資金の方でも予算に合わせて投資ができるありがたいサービスです。
- 投資資金にあわせた株数(1株から)が購入できる
- 保有株数に応じた配当金を受け取ることが出来る
- 複数銘柄に分散投資が可能になる
- 買い付け手数料が無料
詳細は、マネックス証券「ワン株(単元未満株)」を確認してください。
株式運用で利益を上げる2つの投資スタイル
株式運用で得られる利益には「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」という2種類の利益があります。
どちらの利益を求めていくかにより、運用スタイルやリスク度が大きく変わります。
投資初心者の方でしたら、配当収入や株式優待などのインカムゲインを得ることから始めると失敗が少ないのではないかと思います。
- キャピタルゲイン:株式投資におけるキャピタルゲインは「売却益」のことを言います。短期間で売買を繰り返すことによりハイリターン(ハイリスクもある)を得られる可能性があります。
- インカムゲイン:株式を保有していることで得られる利益のことで「配当」や「株主優待」が当てはまります。配当の利回りは数%なのでハイリターンは期待できませんが、安定的に利益を得られる可能性があります。
私は2017年に株式投資を始めた頃、株式運用の利益として売却益(キャピタルゲイン)を求めていました。
2年間は売却益(キャピタルゲイン)を求めていろいろと売買をしたのですが、株式市場が開いている時間帯に仕事をしている自分の生活リズムや投資の知識レベルがあっていなかったと思います。
経験や知識を増やしながら、投資にあまり時間や労力を割きたくないとの考えになり、現在では保有益(インカムゲイン)を得ることが基本スタイルになっています。
配当金を得ながら、長期間保有するうちに値上がりをしていれば売却益も得られる投資を心掛けることにしています。
株式に投資する割合について
個別株による投資は、評価の変動幅が大きいリスク資産に分類されます。
個別株への投資割合が増えて資産全体のリスク度が上がりすぎないように、株式投資の上限を資産全体の20%に決めて投資しています。
このような投資の考え方をコア・サテライト戦略といいます。
具体的な取り組みについては「コア・サテライト戦略を実践する」をお読み下さい。
インカムゲインを増やすために
株式を保有していることで得られる「インカムゲイン」には、「配当」と「株主優待」の二つがあります。
どちらに期待するにしてもメリットとデメリットがありますが、わたしは「配当重視」の方針で運用しています。
「配当重視」にしている理由は、まだ投資元本が少なく配当を再投資して資産形成のスピードを上げたいからです。
高配当かつ株主優待もあることで人気な「日本たばこ産業(2914)」と「オリックス(8591)」はしっかり頂いております。
追記:日本たばこ産業、オリックスとも株主優待の廃止が2022年に発表されました。
運用銘柄のご紹介
私が運用している15銘柄です(2021年12月)。
- 日本たばこ産業
- 三菱ケミカルHD
- 武田薬品工業
- 出光興産
- ENEOS HD
- 日本電気硝子
- 日本カーボン
- ヤマハ発動機
- キヤノン
- 三菱商事
- 三菱UFJ FG
- 三井住友 FG
- オリックス
- KDDI
- ソフトバンク
運用成績については、今後も記事で紹介していきます。
配当金は企業業績によって「ゼロ(無配当)」になる事もあります(私は日産自動車(7201)で経験しました)。
くれぐれも銘柄選びはご自身の判断と責任でお願いします。
銘柄選びの参考にしているYoutube
いつも楽しくお金の勉強をさせて頂いている「リベラルアーツ大学のYouTube」です。
第206回【月3万円の配当金を目指して】高配当株を探そう!配当利回りランキング【2021年10月29日時点】【株式投資編】
リベラルアーツ大学
私の失敗談
株式投資を始めた頃、ろくに勉強もせずに、名前を聞いたことのある会社の株を適当に買って、値上がりしたら売って売却益を得ていました。
しかし、特に株の知識があるわけでも、購入する会社の財務状況を調べているわけでもなく、名前を聞いたことがある大会社だからという理由で購入していたので、期待した利益は得られませんでした。
株を買った後は、株価の変動が気になり、最優先であるサラリーマン業に集中出来なくなってしまいました。
結局、あまり利益を得られないまま、全ての株式を売却して高配当株の投資にシフトしました。
振り返ると労力やストレスに比べて、得られた利益は少なかったと思います。
失敗談の詳細に興味のある方は、下の記事をお読みください。
最後に
今回は高配当株投資の選び方や運用方法についてご紹介しました。
株式を長期保有して配当金や株主優待で利益を得るスタイルは、売却益を得る方法と比べると時間の拘束や精神ストレスが低いと感じます。
ターゲットの銘柄を決めて、余裕資金ができた時に、配当利回りの上位銘柄を買い足しています。
この程度の「ゆるい高配当株投資」でも、年間数万円の配当金を受け取ることが出来ています。
これからも資産全体の20%という上限を維持しながら「高配当株 × 長期保有」の投資スタイルを続けていくつもりです。
私の経験が同じように株式運用で配当金を得たい初心者の方に役立てばうれしいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。