マイナス金利解除で、老後資産はどうなる?

気になる”お金”の話
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こんにちは、定年後の配当収入「月5万円」を目指しているヒデです。

最近、マイナス金利が解除されたというニュースがよく流れています。

マイナス金利が解除されると、老後資産にどんな影響があるんでしょうか

私は、保有資産の評価や株の配当金、住宅ローンの返済額など心配なことがたくさんあります。

今回の記事では、マイナス金利解除でヒデの老後資産にどんな影響があるのか調べました。

最後まで読んでいただければ、皆さんにもどんな影響があるのか想像できると思います。

マイナス金利政策とは

マイナス金利政策は、中央銀行が金利をゼロ以下に引き下げる政策で、景気刺激策やデフレ対策として採用されました。

マイナス金利政策の目的は、個人や企業がお金を使うことを奨励して、経済活動を活性化させることです。

銀行が中央銀行に預ける余剰資金にマイナスの金利を適用することで、銀行は資金を貸し出しようになります。

銀行は低金利で貸し出しを行い、個人や企業はより低い金利で融資を受けることができるようになり消費や投資が促進されることが期待されます。

ヒデ
ヒデ

なるほど!

私も10年前に低金利なローンで住宅を買いました!

日本がマイナス金利を解除するわけ

日本では2016年にマイナス金利を導入しましたが、持続的な経済成長や目標とするインフレ率が達成された時には、マイナス金利政策は方針転換する予定でした。

日銀は賃金の上昇を伴う2%の物価安定目標の実現が見通せれば、マイナス金利の解除を含む大規模な金融緩和策の転換を検討するとしていました。

昨年1年間の消費者物価指数は前年より3.1%上昇しています。上昇率は一昨年の2.3%から拡大していて1982年以来41年ぶりの水準になりました。

さらに今年の春闘は、経営側から回答された771社の労働組合の平均賃上げ率が5.28%となり、33年ぶりに5%を超えました。

このような状況から、日銀は3月19日の金融政策決定会合で、物価2%目標を持続的・安定的に達成できる見通しがたったと判断して17年ぶりの利上げに踏み切ったということになります。

マイナス金利の解除が影響を及ぼしそうな経済状況

ヒデ
ヒデ

マイナス金利解除で影響が出そうなものを調べてみたよ

住宅ローンの金利が上昇する!?

3月20日、日本経済新聞に『固定金利は上がりそうだ』との記事がありました。

私は固定金利期間選択型で借りています。固定期間終了後の金利が心配になりました。

一方で記事によると、7割の方が借りている住宅ローンは『変動金利』だそうです。

変動金利は、貸出の基準金利となる短期プライムレートが影響するそうですが、三菱UFJ銀行は短期プライムレートを据え置くと発表しています。

3月29日、大手銀行5行は、4月に適用する変動型住宅ローンの基準金利を据え置くと発表しました。

ヒデ
ヒデ

特に変動金利の住宅ローンは金利がすぐ上がりそうではありませんが、注目しておく必要はありそうですね。

変動金利の5年ルールと125%ルール

住宅ローンの変動金利は、一般的に半年に1度、金利の見直しがされますが、ローンの返済金額が急に上がらないために、多くの金融機関が「5年ルールと125%ルール」を適用しています。

5年ルールは、金利が上昇しても5年間は毎月の返済額が変わらないというルール

さらに、6年目からも今までの返済額の125%までしか上げないというルール

5年ルールと125%ルールのデメリット

このルールは急に返済額が上がらないための仕組みで、返済額が減る仕組みではない。

金利が上がると利息は増えるので、毎月の返済額に占める利息の割合が増えていることになる

つまり、元金の返済が進みにくくなっているということです。

その場合、最終時点にしわ寄せされて、未払の利息と元金を全額返済することになるそうです。

ルールを採用していない銀行もある

5年ルールと125%ルールを適用していない銀行もあるので確認が必要です

たとえば、SBI新生銀行やソニー銀行では「5年ルールと125%ルール」が採用になっていません。ご自身が借りている銀行がルールを採用しているのか確認しておきましょう。

預貯金の金利

私は生活防衛資金を銀行の定期預金に預けています。

普通預金の金利は、年率0.001%から0.02%へ20倍引き上げられるそうなので、どのくらい利子がつくのか計算してみました。

100万円を1年預けた場合

年率0.001%の場合、1年で10円の利子がつきます。

年率0.02%になると1年で200円の利子がつきます。

ヒデ
ヒデ

確かに、利子が20倍になったけど

私の場合は、現金ポジションの資産にはあまり影響がなさそう・・・

株価への影響

金利が上がると、債券の利回りも上がるので、安定した収益が欲しい投資家にとっては魅力的ですね。

そのため、金利が上がると株式市場から債券市場に資金が移動する傾向があると言われていて、一般的には株式市場にマイナスの影響を与えるそうです。

3月19日の金融政策決定会合で、マイナス金利政策の解除、政策金利をー0.1%から+0.1%に引き上げることを決めました。

今のところ、日経平均株価や私が保有している個別株の株価には大きな影響は出ていなさそうです。

ヒデ
ヒデ

今後の利上げのタイミングや大きさで株価にマイナスの影響がありそうです

為替への影響

マイナス金利政策の解除は為替にも影響がありそうです。

金利が上がった通貨は、投資家が買い求める傾向があるため、通貨の価値が上がる可能性があります。

米ドルの金利が高くて、円の金利が低い場合は、円を減らしてドルを増やそうとします。

その結果、「円高ドル安」になりやすいとされています。

現在の為替については、1ドル151円になっていて、円安が続いています。

日米の金利差が縮まってきたら、円安も収束するかもしれませんね。

私は円安のリスクを減らすために、ドル資産の割合を増やしています。

いまは20%程度ですが、今後もドル資産を増やしていく予定です。

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のポートフォリオ

年金を運用しているプロ「GPIF」はドル資産をどのくらい運用しているのでしょうか

GPIFでは、長期的な運用においては、基本となる割合を決めて長期間維持する方が、効率的で良い結果をもたらすと考えています。

基本ポートフォリオを国内債券25%、外国債券25%、国内株式25%、外国株式25%に設定しています。

私は債券にほとんど投資をしていないので、単純にドル資産/円資産の比率として50:50を目標にしています。

ドル資産は、ウェルスナビとeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。

円資産は高配当日本株や個人年金保険、生活防衛資金になっています。

まとめ

今回はマイナス金利の解除で、老後資産にも影響がありそうな事柄をまとめました。

一番気になっていた、住宅ローンの金利は、今すぐ大きく返済額は変わらなそうです。

住宅ローンの金利があがるのは、国内の金利と米国の金利との差が縮まってくる頃になりそうですが、私の場合は2年後に固定期間が終了するので金利の動向が気になります。

為替は円安の状態が続いているので、定期的にドル資産を増やしています。

ドル資産の割合は、PGIFのポートフォリオを同じ、円資産:ドル資産 = 50:50を目指しています。

最後までお読み頂きありがとうございました。

今回の記事が、マイナス金利解除が心配な方の参考になれば幸いです。

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