こんにちは、老後の配当収入「月5万円」を目指しているヒデです。
2024年2月22日、日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新しました!
この熱気に乗って、投資を始めようとしている方もいらっしゃいますが、私の投資経経験では一朝一夕に成功するのは難しかったです。
初心者の方は投資のリスクを理解して、慎重に進めることが大切だと思います。
この記事では個別企業名を紹介しますが、特定の銘柄を推奨したり、将来の投資成果を保証するものではありません。
銘柄や投資時期などの決定については、ご自身で判断をお願いいたします。
保有銘柄の評価損益 と 日経平均株価の推移
私が保有する個別株の評価損益と日経平均株価の推移を示したグラフです。
日経平均株価が上がっていた2019年〜2020年においても、私の個別株の評価損益はマイナスでした。
日経平均株価が上がっているからと言って、自分の保有している銘柄も上がるとは限らないことをこれから株式投資を始める方には理解して欲しいです。
今回の記事では2017年から「知識ゼロ」で個別株投資を始めた、ヒデの反省例をご紹介します。
投資初心者の方には、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
反省例① 自分の投資スタイルができていなかった
私は個別株投資を始めた頃、個別株投資は株を売買して利益を得るものだと思っていました。
株価が上がっていそうな銘柄を雰囲気で購入し、実際に値上がりしたら売却することを繰り返していました。
利益が得られることもありましたが、2017年のトータルとしては、マイナス1万4千円でした。
損切りのルールを決めていないので、値下がりした株を売却するタイミングを逃していわゆる塩漬け状態の銘柄もできてしまいました。
年間でマイナス1万4千円で済んだのは、投下した資金が60万円程度だったこと、含み損が表面化していなかったためでした。
2018年には投資した資金が100万円を超えました。
2018年は日経平均株価が、10%以上も下落する経済環境だったので、私の売買もマイナスになることが多くなりました。
含み損で塩漬け状態の銘柄が増え、回転資金がなくなり、新たな銘柄を購入することが難しくなりました。
回転資金を得るために、含み損の銘柄を売却するようになり、2018年までの評価損益はマイナス23万8千円まで増えてしまいました。
2018年に損失が大きくなったことをきっかけに、株式を短期で売買して利益を得るスタイルから、長期保有で配当金による利益を得るスタイルに変えることにしました。
仕事中心の生活では、株式を売買して利益を上げるのは難しかったので、投資スタイルを変えたことで気持ちも楽になりました。
反省例② 配当利回りしか見ていなかった
株式投資のスタイルを長期保有・配当収入を得る方法に変更しましたが、選ぶ銘柄は「配当利回りの高い企業」ばかりでした。
当時は、日本たばこ、キヤノン、三菱UFJ、日産自動車などを購入ました。
ところが、日産自動車が業績悪化により2020年に無配転落、株価は大幅に下落しました。
キヤノンは新型コロナウイルスの流行で事務機器の需要が急減し減配となってしまいました。
当時の私は、配当利回りの高さに注目していましたが、今では経営状況や配当性向などを確認し、保有する銘柄が集中しないように分散させています。
反省例③ 企業の成長性を見ていなかった
現在絶好調の「三菱商事(8058)」は2020年に2300円で、単元未満株6株を購入しました。
購入のきっかけは、バフェット氏が投資をしているニュースを聞いたことと、4%台の高配当利回りでした。
当時は5%以上の高配当銘柄がたくさんあり、他の銘柄を購入している間に三菱商事の株価はどんどん上がっていきました。
三菱商事は株価が高く手が出しにくかったこともあり、追加購入のタイミングを失ってしまいした。
その後、三菱商事は毎年増配を実施して、当時44円だった配当額は70円(予定)になっています。
あの頃、もっと頑張って購入していればと後悔している銘柄です。
いまでは、銘柄選びの判断に売上や利益の成長率も考慮しています。
反省例④ 連続増配という銘柄に注目していなかった
高配当銘柄に注目しすぎて、連続増配銘柄を見逃していました。
経営状態の良さ、成長率の高さに裏付けられた連続増配銘柄は、年々配当金額が増えるとともに株価が上がることも多いと感じています。
配当金が増えることはとても嬉しいですし、株価が上がって含み益がある状態は投資を安定した気持ちで続けることができます。
私が保有している銘柄では、三菱HCキャピタル(8593)やKDDI(9433)が、高配当かつ連続増配銘柄として有名です。
その他、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)も10年以上減配していない銘柄です。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は、購入時の配当額は22円でしたが、2024年では41円の予想となっています。
このグラフは保有銘柄の配当利回りと投資利回りを比較したものです。
株価上昇に伴って配当利回りは下がっていますが、増投資利回りは増配によって上がっていきます。
購入時は配当利回りを確認しますが、保有銘柄では増配と投資利回りを確認しています。
高配当で連続増配が期待できる銘柄を安値で購入できるようにマイルールを決めて購入しています。
失敗例⑤ いざというタイミングで手元の資金がなかった
私は余裕資金ができるたびに全額を株式購入に投資していました。
そのため、常に手元資金は少なく、チャンスが来てもあまり購入できませんでした。
手元資金が少なくてチャンスを逃してしまった銘柄は、東京エレクトロン(8035)と信越化学工業(4063)です。
両銘柄とも2022年の年末から2023年の年始にかけて2年ぶりの安値になっていました。
ずっと欲しかった優良企業だったのですが、手元にある資金で買えるだけ単元未満株を購入しました。
その後、東京エレクトロン(8035)の株価は3倍、信越化学工業(4063)の株価は2倍になりました。
お金を寝かさないように全額投入してきましたが、手元の資金が少なくチャンスを逃すことにもなってしまいました。
まとめ
私の場合は、勉強不足のまま株式投資を始めて、短期の売買で20万円以上の損をしてしまいました。
NISAの税制優遇措置があっても、市場の変動や業績の悪化などによるマイナスは大きいかったです。
投資初心者は、日経平均株価がバブル期超えて加熱している投資の熱気に流されず、経験や知識を積み重ねながら資産を増やしていくことが大切だと思います。
私はこれからも「長期・積立・分散」でリスクを抑えながら、高配当・個別株投資に取り組んでいきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が読んでいただいた方のお役に立てたなら嬉しいです。