こんにちは、ヒデです。
2022年9月7日に1ドルが144円まで下落しました。
1998年以来24年ぶりの円安水準だそうです。
日本経済新聞(2022年9月10日 朝刊)
円が主要国で唯一の「マイナス金利通貨」となる可能性が高まっている。
円安の加速もありそうだ。
老後の資産運用を検討している方の中には、最近の円安環境に戸惑っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
私は2018年からウェルスナビ(WealthNavi)の積み立てを毎月3万円継続しています。
今年も積み立てを継続した運用結果をご紹介しますので、米国ETFの投資を始めるべきか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
この記事を読んでほしい方
- 円安が進む経済環境でウェルスナビの運用結果に興味がある人
米ドル/円の為替レートは3月ころから急速に円安が進んでいます。
この記事ではウェルスナビの運用成績をご紹介しますが、ウェルスナビによる資産運用を推奨したり、将来の投資成果を保証するものではありません。
投資方法や時期などの決定については、ご自身で判断をお願いいたします。
円安が進む理由
背景には日本と米国の金利政策の違いがあると言われています。
アメリカでは記録的なインフレに対応するため金利が引き上げられていますが、日本では大規模な金融緩和を継続する(金利の引き上げをしない)方針が示されています。
マネックス証券 HP
現在、日米の金利差は2.3〜2.6%米国のほうが高いため、円を売り・ドルを買う動きがすすんでいます。
日本では金融緩和を継続する方針が示されており、しばらくは金利差が縮まらず円安傾向が続くと考えられています。
ウェルスナビ(WealthNavi)の運用成績
私のウェルスナビの運用評価額(1年間)の推移です。
米ドル建て評価
ウェルスナビの米ドル建て評価は、6月ころ(+3%程度)から若干回復しているように見えます。
ウェルスナビで資産のウェイトが大きい「米国株(VTI)」と「日欧株(VEA)」の評価額(1年間)の推移です。
どちらのETFも評価額は下落していますが、米国ETF(VTI)の評価額は回復傾向に見えます。
ETFの評価額が回復するにしたがいウェルスナビの評価額も回復しています。
円建て評価
円建ての評価額は円安の影響により、成長は見られないものの大きなマイナス影響を受けていないようです。
米国の株安を円安がカバーをしていると考えられます。
先行きがわからない状況での資産運用
先行きがわからない時に有効な投資方法は「積立投資」と言われています。
資産運用は安い時(底値)に購入することが効果的ですが、タイミングよく購入することは非常に難しいと思います。
下落傾向となっている米国株(VTI)のトレンドを1年間確認すると底を打ったと思えるタイミングが4回ありました。
いまのところ、6月が底値となっていますが、皆さんはどのように考えていますか?
6月が底値であったかについて、改めて答え合わせをしてみたいと思います。
私は過去の経験でタイミングを見誤って底値の手前で大きく投資をしてしまったり、投資のタイミングを見逃して投資をし損なったりすることがありました。
現在はタイミングを気にせず積立投資をすることで「ドル・コスト平均法」によるリスクの平準化が期待しています。短期的な変動は許容して、長期的な成長を期待しながら資産運用をしています。
ウェルスナビ(WealthNavi)では積み立ての設定を1回1万円を月3回(合計月3万円)にしています。
過去1年間に投資したタイミング(リバランスを含む)をグラフに○印で示します。
一定金額の積み立て投資では、安値の時は多めに高値の時は少なめに買い付けることでリスクを平均的に抑える効果が期待できます。
まとめ
今回の記事では、円安が止まらない経済環境の中で、ウェルスナビの積立投資がどのような運用成績になっているのかご紹介しました。
現在の運用成績は、米国の株安を円安がカバーして利益を保っている状態です。
今後、どのような運用成績になるのかわかりませんが、私は長期・積立投資により資産運用を継続します。
今回の内容が老後の資産運用を考えている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。